覇権の終わり 2007 9 29

 1991年12月、ソ連の崩壊により、
アメリカは、唯一の超大国となった。
これは、人類史上、類のない、世界的な覇権の確立を思わせた。
つまり、覇権の始まりだったと言えたかもしれない。
 そのアメリカが、ビルマ(ミャンマー)の政治的混乱に際して、
「国連は、もっと強い行動を取るべきだ」と言う。
あるいは、「中国の影響力行使に期待する」とまで言う。
 もはや、「覇権は終わった」と言わざるを得ない。
2007年の現時点において、アメリカの世界的な覇権は、
気がつかないうちに、いつの間にか、終わっていたと言わざるを得ない。
そうだとすると、約15年間の覇権だった。
もしかすると、もっと前に終わっていたかもしれない。
 「いや、それは違う」と、アメリカ人は言うかもしれません。
たまたま、アメリカは、イラク戦争の泥沼に、はまってしまい、
身動きが取れなくなっているだけで、
まだアメリカの覇権は終わっていないと。
 覇権が終わってしまったのか、まだ続いているのか。
それは、後世の歴史家でないと、わからないかもしれません。













































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